産業イノベーションサミット2026

『動 × DO ×道』

今やる。すぐやる。ずっとやる。

次なる変革の起点となる知の集積地

9月18日開幕

Message

その挑戦は、
「一つの事業」を超え、
次の産業を生み出そうとしているか。

いま、多くの企業が新規事業やオープンイノベーションに挑戦しています。
しかし、優れた技術や研究成果が、そのまま産業になるわけではありません。
技術をどう市場へ転換するのか。
どう継続的な価値を生む構造へ変えていくのか。
そして、どう新たな産業として成立させるのか。
そこには、単なる事業開発論では越えられない壁があります。

本イベントでは、国内を代表するイノベーター、研究者、事業責任者たちが集結。
成功だけではなく、課題や試行錯誤も含めて共有しながら、「産業を生み出すとは何か」を多角的に議論します。
最前線を走るリーダーたちの視座と実践知に触れ、これからの事業と産業のあり方を、あなた自身の視点で捉え直す機会にしてください。

Time Table

OPENING

本サミットが挑むのは、単なる事例紹介やノウハウの提供ではありません。「新産業創出」「大企業スピンアウト・スタートアップ連携」「イノベーティブな風土」という3つの切り口を行き来しながら、あなた自身の挑戦に、新たな座標軸をもたらすための場です。このオープニングセッションでは、本日展開されるすべての議論を「他人事」ではなく「自分ごと」として捉え、明日からの活動のブレない軸となる「思想と視座」を持ち帰るための視点を提供します。

Speaker

株式会社インディージャパン代表取締役 津嶋 辰郎

SESSION 1

技術は、どうすれば「事業」を超えて「産業」になるのか

今や日本経済の屋台骨である自動車産業も、かつては存在すらしないゼロからのスタートでした。当時、海外勢が圧倒的シェアを握る中で、インフラもまったく整っていない中、技術や資金の壁を突破し、今日の数十兆円規模のサプライチェーンを築き上げたのは、偶然だったのでしょうか?

当時はイノベーションを後押しする環境はまったく整備されていないながらも、きっと強いビジョンや、幸運な巡り合わせがあったはずですし、諦めず、高い目標を持ち続けたイノベーターの存在を見逃してはいけません。
多くの革新的技術が生まれては埋もれていく現代において、私たちは再び、産業を立ち上げる大きな機会に直面しています

本セッションでは、都市開発に留まらず「産業デベロッパー」として日本橋にLINK-J、RISE-A、crossUといった産業創出の仕組み・エコシステムを構築してきた三井不動産、学術とビジネスの最前線を越境し続ける白坂教授、そしてライフサイエンス領域における新産業創造へ挑むLIFESCAPESいった、産業創造という高い視座を持つプレイヤーたちが登壇。彼らがこれまでに乗り越えてきたハードルと、いま直面しているリアルなカベについて、様々な枠を超えて議論を深めます。

Speakers

三枝 寛

三井不動産株式会社フェロー(イノベーション担当)
RISE-A業務執行理事、LINK-Jシニアアドバイザー

東京大学経済学部卒業後、三井不動産に入社。1998年には社内留学制度により東京大学大学院法学政治学研究科を修了。企画調査部企画グループ長、日本橋街づくり推進部事業グループ長を経て、2017年よりライフサイエンス・イノベーション推進室長、2019年より同推進部長を務める。
三井不動産において、ライフサイエンス分野の産業集積・エコシステム形成を牽引し、日本橋におけるバイオ・医療系スタートアップ支援や産学官連携の推進に従事。2023年よりLINK-J常務理事。2024年より三井不動産フェロー(イノベーション担当)となり半導体に関するイノベーションに着手、2025年よりRISE-A業務執行理事、2026年よりLINK-Jシニアアドバイザーを務める。

白坂 成功

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 委員長/教授
crossUサポーター

東京大学大学院修士課程修了(航空宇宙工学)、慶應義塾大学大学院後期博士課程修了(システムエンジニアリング学)。大学院修士課程修了後、三菱電機にて15年間、宇宙開発に従事。「こうのとり」などの開発に参画。専門分野は大規模システム開発、技術・社会融合システムのイノベーション創出方法論やシステムズエンジニアリング。2008年より慶應義塾大学大学院SDM研究科非常勤准教授。2010 年より同専任准教授、2017年より同教授。2023年10月より同研究科 委員長に就任。2015年12月〜2019年3月まで内閣府革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)のプログラムマネージャーとしてオンデマンド型小型合成開口レーダ(SAR)衛星を開発。その技術成果を社会実装するために株式会社Synspectiveを共同創業者として創業。内閣府宇宙政策委員会、経産省 産業構造審議会 製造産業分科会等、多くの委員会の委員として政府の活動を支援。

牛場 潤一

株式会社LIFESCAPES 代表取締役社長 
慶應義塾大学理工学部生命情報学科教授

慶應義塾大学理工学部卒業後、同大学大学院にて博士(工学)を取得。専門は神経工学、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)、リハビリテーション工学。人間の脳活動を計測・解析し、運動機能の回復や身体機能の拡張につなげる研究に取り組む。
博士課程在学中にはデンマークのAalborg University感覚運動統合センターで客員研究員を務め、国際的な研究活動を展開。その後、慶應義塾大学理工学部生命情報学科において助手、専任講師、准教授を経て、2022年より教授。
2018年には研究成果を活用したLIFESCAPES(旧Connect株式会社)を共同創業。2019年より代表取締役社長としてBMI技術を活用したリハビリテーション事業を展開。

津田 真吾

INDEE Japan 代表取締役 テクニカルディレクター
株式会社インディーキャピタル代表取締役

早稲田大学理工学部卒業後、日本IBMにてハードディスクの研究開発に従事。社内ベンチャーの一員としてパソコン黎明期の技術開発を担う。その後、コンサルティング会社の経営幹部を経て、2011年に「新規事業の特殊部隊」を掲げるINDEE Japanを共同創業。米国ハーバード大学の故Clayton Christensen教授が設立したInnosightと提携し、破壊的イノベーションやジョブ理論を活用した事業開発を推進。自らも複数のディープテックスタートアップの創業に参画してきた。現在は外観検査AIを開発するMENOUの取締役も務める。

SESSION 2

チームの熱量と事業化速度を最大化するためのスピンアウト/カーブアウト

日本企業には、世界に出せる技術の種がまだ数多く眠っています。しかし、その多くは既存事業の論理、組織の壁、意思決定の遅さの中で、事業と呼べる規模に育つ前に止まってしまいます。いま日本に必要なのは、悲観論を語ることではなく、企業内に眠る技術を新たな成長事業へと育て切る具体的な成功事例です

スピンアウト/カーブアウトは、これまで事業再生や事業分割の場面で使われる経営手法として語られることが多くありました。しかし、技術の事業化という観点から見ると、それは単なる組織再編ではありません。チームの熱量を高め、意思決定の速度を上げ、顧客検証と事業開発を一気に前に進めるための、極めて実践的なイノベーションの手段でもあります。

本セッションでは、株式会社ニコン内で生まれた目視検査AIの新事業アイデアを事業化するためにスピンアウトした「MENOU」、そして大企業複数社の研究開発成果を最速で社会実装するためにカーブアウトで設立された「iFactory」の創業者とともに、技術の事業化を実現するための具体的な実践方法を紐解きます

大企業の中で新事業開発、研究開発、CVC、オープンイノベーション、経営企画に携わる方にとって、技術を社会実装へとつなげるための実践知を得られるセッションです。

Speakers

齊藤 隆夫

株式会社iFactory 代表取締役社長 CEO

明治薬科大学大学院修了、薬剤師、大阪大学工学博士。高砂香料工業株式会社にて不斉合成技術の研究開発に従事し、βケトエステルの不斉水素化やSEGPHOS触媒の開発などを通じて同分野を牽引。ファインケミカル事業本部長、高砂ケミカル代表取締役社長などを歴任し、研究成果の事業化と事業成長を推進。NEDO戦略的省エネルギー技術革新プログラムの技術開発責任者として医薬品連続生産設備「iFactory」の開発・実証を主導し、2019年に株式会社iFactoryを設立。「分子」を究め、大企業発の技術を社会実装へつなげるカーブアウトの実践者。

根井 正洋

株式会社MENOU 取締役COO

東京大学大学院修了。株式会社ニコンにて、半導体露光装置の開発部長、顕微鏡/測定機開発部長を歴任。医療系新規プロジェクトを自ら提案し、プロジェクトリーダーとして推進した後、経営戦略本部にてCVCおよび新規ビジネス立ち上げを担当。2019年、AIによる外観検査自動化サービスでニコンからスピンアウトし、株式会社MENOUを設立。「検査に付加価値を」をテーマに、業種を問わずすべての現場の生産性向上を目指し、AI外観検査の社会実装に取り組んでいる。

津嶋 辰郎

INDEE Japan 代表取締役 マネージングディレクター

大阪公立大学大学院(旧大阪府立大学)航空宇宙工学専攻修了、工学修士。小学生時代に少年剣士として日本一を経験。大学時代には人力飛行機チームを創設し、鳥人間コンテストで2度の優勝と日本記録樹立を達成。レーシングカーコンストラクターの童夢では空力デザイナーとしてシリーズチャンピオン獲得に貢献し、その後、半導体製造装置ベンチャーの創業・事業立ち上げを先導。ものづくり、競技、創業の現場を通じて培った「チームの熱量」と「実践の速度」を軸に、大手企業の新規事業開発、新製品開発、イノベーション人材育成を支援。INDEE Japan設立後は、研究開発型新規事業の立ち上げ支援に加え、ディープテックスタートアップ40社以上に出資。

SESSION 3

事業を生み出し続ける風土はどこから生まれるのか

研修もプロセスも整えた。CVCの枠組みも作り、オープンイノベーションにも取り組んでいる。しかし、なぜ多くの事業化への取り組みは「PoC」や小さな売上で終わってしまうのか。そして、事務局が必死に火を焚べ続けなければ、すぐに冷めてしまうのか。

多くの研究開発型企業がイノベーション活動の一巡を経て直面しているのは、制度という「箱」を作っても、技術を事業へと転換し続ける「風土(文化)」、つまり制度がなくても誰かが動き出し、失敗しても次を試みるという行動まで育っていないという、目に見えない巨大な壁です。一人の情熱、一つの製品化で満足せず、組織としてイノベーションを「絶え間なく生み出し続ける」ために、真に必要な燃料と動力源は何なのか。それは、トップの想いや緻密な経営戦略か。再現性の高い仕組みか。それとも、技術者や研究者の尽きない熱量なのか……

本セッションでは、経営陣の徹底的な対話から風土改革に挑んできたNEC、研究者の「想い」を原動力に斬新な製品を創出し続ける島津製作所、そしてイノベーション・マネジメント・システム(IMS)という国際的な枠組みを組織変革まで落とし込む挑戦をしているJINが登壇。

綺麗事の成功法則ではなく、各社が泥臭く積み上げてきた「足跡」と、いま直面している「現在地」を赤裸々に語り尽くします。自社を「事業を生み出し続ける組織」へと脱皮させるための、具体的な勝ち筋と難しさを捉え直す時間にしてください。

Speakers

仙石 太郎

一般社団法人 Japan Innovation Network 代表理事
株式会社リワイヤード 代表取締役
一般社団法人知識創造プリンシプルコンソーシアム 共同代表
一般社団法人FCAJ (Future Center Alliance Japan)理事

富士ゼロックス入社後、営業と人材開発に従事。2000年に知識経営コンサルティングを行うKDI(Knowledge Dynamics Initiative)の立上げに参画し、クライアント企業の知力革新を支援。2016年より価値創造コンサルティング部長。2019年に株式会社リワイヤードを設立。2021年に『ダイナモ人を呼び起こせ』(日経BP)を出版し、共著者らとともに一般社団法人知識創造プリンシプルコンソーシアムを設立。21世紀の企業経営、ダイナモ人材の育成と活用、イノベーションの場のあり方を追求している

森田 健

NEC ピープル&カルチャー部門 主席プロフェッショナル(カルチャー変革エバンジェリスト)

NECのピープル&カルチャー部門にて複数のカルチャー変革プロジェクトを主導。自社における変革の実践知を活かし、コンサルタントとして多くのクライアント企業の変革や組織開発を支援している。
1995年NEC入社。2012年より経営企画本部にて旧態依然とした企業フレームワークの刷新に取り組み、2018年にはカルチャー変革本部を設立。人事制度、働き方、コミュニケーションの3つの要素を連動させた実行力の改革「Project RISE」を主導した。社内変革の最前線で培った豊富な「実践知」に基づき、企業の成長に直結するリアルな組織開発やカルチャー変革を推進できる点が最大の強みである。

後藤 洋臣

株式会社島津製作所 基盤技術研究所 みらい戦略推進室 室長

大阪大学大学院工学研究科修了(Ph.D.)。グロービス経営大学院修了(MBA)。専門は応用物理学。2009年島津製作所に入社後、基盤技術研究所にて光計測、超臨界流体制御、バイオセンサなど、幅広い分野の研究開発に従事。2015年同研究所新事業開発室に配属後、新規事業の企画立案から事業化までを経験。2025年より現職。技術と事業の両面からイノベーション創出に取り組み、「早くに命を失う悲しみのない社会」の実現を目指している。

赤澤 礼子

株式会社島津製作所 基盤技術研究所 みらい戦略推進室 企画グループ 副グループ長

奈良先端科学技術大学院大学修了。2007年島津製作所に入社後、基盤技術研究所にて、核医学診断装置の開発や医療・バイオ領域における画像解析技術に関する研究開発に従事。現在は同研究所 みらい戦略推進室 企画グループにて、オープンイノベーションの推進および新規事業創出に取り組む。技術と社会課題をつなぐ視点で、大学・企業・スタートアップとの共創による価値創出を目指している。

星野 雄一

INDEE Japan 取締役
組織開発・事業開発ディレクター

筑波大学社会工学類卒。大手製造業にて工場内の工程改善や品質管理業務をリーダーとして取り組む。IT企業でシステム開発に従事する共に、製造業のSCM改革コンサルティングをPM/PLとして多数推進。
コンサルティングファームで自動車・重工・家電を中心に研究開発力強化コンサルティングを展開。最年少で経営幹部に就任し、コンサル事業責任者、新規事業責任者を歴任。
スタートアップ企業にて、グループ経営幹部・子会社代表としてIPOに向けた事業開発と組織づくりに従事した後、当社に参画。
INDEE Japanでは企業内新規事業創出の活動を統括。主に研究開発型企業の新規事業開発の伴走支援から、新規事業開発プロセス構築や風土づくりまで手がける。

NETWORKING

セッションの興奮冷めやらぬ会場で、
産業創造の「志」を共にする者たちが集う。

開催概要

【日時】2026年9月18日(金)13:30~18:30
【形式】現地開催
【会場】日本橋ライフサイエンスハブ
【住所】東京都中央区日本橋室町1-5-5(アクセス
【参加費】5,000円(税抜)
【参加人数】300名
【対象者】

 ○新規事業や事業創出を担う、大企業の責任者・リーダー・担当者
 ○大企業との連携や共創を通じた産業創出に取り組む、または関心を持つスタートアップの責任者
 ○研究成果の社会実装・事業化を志向する、大学・研究機関の関係者
 ○「新産業の創出」に本気で向き合う方々

 ※関連のない企業、同業他社、学生の方はお断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。

主催

株式会社インディージャパンのロゴ

協賛

協力

一般社団法人RISE-A
一般社団法人クロスユー