イノベーションに特化したコンサルティング及び事業開発支援を行う株式会社インディージャパンは、クレイトン・クリステンセン氏提唱の「ジョブ理論」の実践手法として展開してきた『JOBSメソッド®』を約10年ぶりに刷新し、2025年5月より『JOBSメソッド® 2.0』として新たに提供を開始します。

今回のアップデートでは、顧客理解を深め、価値ある製品・サービスへとつなげていくためのツールやフレームワークを大幅に拡充しました。商品開発、マーケティング、プロダクト戦略、市場調査、研究開発、スタートアップ支援、BtoBビジネスなど、幅広い業務に活用できる実践的手法群としてさらに進化しました。

背景

ハーバード・ビジネススクールの教授であり、「ジョブ理論」を提唱した故クレイトン・クリステンセン氏は、「顧客は自らの“ジョブ“を解決するために製品やサービスを”雇う”」として、マーケティングデータに埋もれる本質的なビジネス機会を掘り起こすよう説いています。日本国内でも書籍『ジョブ理論』は10万部以上の販売実績があり、従来の枠組みにとらわれた企業や組織にとって、価値ある創造活動をするための指針を提供するものとして、高い評価を得てきました。

その一方で、その理論が本質的で抽象度が高いがゆえに、具体的な実践や応用が難しく、コンサルタントの支援なしに実務に落とし込むことが難しい側面があります。

このような背景から、INDEE Japanでは、ジョブ理論を実務の中で活用しやすくした『JOBSメソッド®』を独自開発し、コンサルティングや研修コンテンツとして提供してきました。JOBSメソッドセミナーは累計13,000人以上が受講し、実践的で成果につながると好評いただいている人気の研修です。

『JOBSメソッド® 2.0』とは

『JOBSメソッド® 2.0』は、ジョブ理論が提唱する顧客の“共感的理解”と顧客への“価値提案”の2つの活動を現場で再現・実行できるように設計された実践手法です。

そのために必要な情報収集、分析、発想、評価、価値変換のプロセスを支えるツールを大幅に強化し、体系化しました。これまでは「JOBSフレームワーク」のみを公開していましたが、今回の2.0では、コンサルティング現場で蓄積してきた各種ノウハウを初めて広く開示しています。

『JOBSメソッド® 2.0』の全体像

≪主な特徴≫

①インサイト獲得活動独自の事業機会を創出するためのインサイト獲得活動。ジョブインタビューとエスノリサーチの活動のノウハウ
②JOBSフレームワーク  顧客の「ジョブ」を正しく捉えるための4つの観点を整理した基本フレーム
③実践ツールキット(6種)      ジョブ定義文、ジョブツリー、行動変容力分析、B2Bドライバー、機会価値マップ、技術価値変換という6つの道具。顧客インサイトを実際のビジネスの形へと落とし込むことが可能になる
④価値提案手法顧客ジョブという「情報」を、事業としての「提案」へと変換するための考え方

今後の展開

INDEE Japanは、ジョブ理論をより多くの企業や現場で実践できる形で広めていくことを目指し、以下の取り組みを行ってまいります。

①社員研修の提供
企業ごとの課題やプロジェクトの状況に合わせてカスタマイズ可能な社内向け研修を実施します。実際のテーマを題材に、チームでの実践的な習得を支援します。

②ライセンスの展開
市場調査会社、研修会社、マーケティング会社などへのライセンス提供も予定しており、JOBSメソッドをより幅広い現場で活用できる仕組みづくりを進めていきます。

③オープンセミナーの開催
2025年6月に『ジョブ理論を実践する「JOBSメソッド® 習得 1Dayセミナー」』を開催予定です。本セミナーでは、JOBSメソッドの基本に加え、2.0で拡充された各種ツールや手法の一部をご紹介します。演習も豊富に盛り込まれており、理解を深めながら実践力を高められる内容となっています。

ジョブ理論を実践する『JOBSメソッド® 習得1Dayセミナー』を開催

【イベント詳細】
日時:6月25日(水)10:00~17:00 (受付:9:45)
形式:対面
場所:日本橋ライフサイエンスビルディング 3階
住所:東京都中央区日本橋本町2-3-11
対象者:新事業や新商品の開発・企画担当者
定員:15名 (最少催行人数に達しない場合は、延期もしくは中止にさせていただく場合がございます)
参加費:通常価格 60,000円 ⇒ 特別価格 30,000円
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INDEE Japanについて

INDEE Japanは2011年より、企業のイノベーションに特化し、コンサルティング、事業開発支援、ベンチャーキャピタルを展開してきました。

2019年にはイノベーションの重要な要素である海外展開の玄関口としてシンガポールを選び、子会社となるINDEE Singaporeを設立し、支援の幅を広げています。設立以来、INDEE Singaporeではロボットやバイオ、ヘルスケア領域におけるシンガポールおよび東南アジアでの事業開発を支援しています。

また、2024年7月には、未来を創造するためのディープテックスタートアップを増やし、事業及び資金の両面で投資先の成長へ支援することを目的に、ベンチャーキャピタルのINDEE Capitalを設立しました。