株式会社インディージャパンの山田が、大阪公立大学 スタートアップ創出・支援センター主催のディープテック分野を対象としたビジネスプランコンテスト「SUCSUC DETECT 2025 FALL」に審査員として出席しました。

INDEE Japan賞
授賞式の様子

「SUCSUC DETECT 2025 FALL」は、「大阪公立大学の“知中”深く埋もれた技術シーズ(DEEP TECH)をDETECTし社会課題の解決に向けたビジネスプラン構築を目指す」ことを目的に実施されました。当日は、留学生を含む学生や研究者など13組がピッチに挑戦しました。約70名の関係者および観覧者が参加し、大学発スタートアップ創出への関心の高さがうかがえました。

発表テーマには、中学生向けのAI学習から最先端のがん治療、食品安全革新、環境問題への挑戦、教育の未来まで多岐にわたり、大阪公立大学の高度な技術力と発想力を感じさせる内容でした。

ピッチ・質疑応答の様子

INDEE Japanは審査協力に加え、協賛社として「INDEE Japan賞」を提供しました。さらに、学生や研究者を対象に、ジョブ理論の実践的な活用方法やピッチスキルに関するトレーニングを実施するなど、教育面からの支援にも積極的に取り組みました。山田は審査員として選定者への講評を行うとともに、コンテスト終了後も引き続き、選定者に対するメンタリングを通じた支援を継続しています。

本取り組みを通じ、INDEE Japanは大学発ディープテックの社会実装を促進するエコシステムづくりに貢献してまいります。

■コメント

山田 竜也 | INDEE Japan取締役 トレーニングディレクター

 「SUCSUC DETECT 2025 FALL」には、審査員としてだけでなく、6月初めから8月末にかけて実施されたSUCSUC-TCAP(Technology Commercialization Acceleration Program)にも講師として関わらせて頂きました。「研究成果を社会へ、ビジネスに」という目的で講義及び演習を複数回にわたり実施したのですが、初めの頃は、せっかくの素晴らしい技術シーズがあっても、技術の説明に終始してしまうことが多くやきもきしていました。しかし、回を重ねるごとに顧客や市場の解像度が上がり、「SUCSUC DETECT 2025 FALL」の場では、しっかりビジネスピッチに仕上がっていたことに感動しました。皆さんの後半の追い上げは素晴らしかったです。
 可能性のある技術シーズだと、ついつい風呂敷を広げる方向にいってしまいがちなのですが、最も価値を出せる市場に絞って削ぎ落とした提案をすることがブラッシュアップのポイントだったのではないかと思います。これからも、“顧客にお金を払ってもらえるほどの価値を出すには?”を念頭に、社会実装に向けて進めていってください。

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「SUCSUC DETECT 2025 FALL」集合写真